現地リスクに精通し、熟達したメキシコ人監査人と日本の企業文化を熟知しメキシコ事情に精通した日本人監査人でチームを組んで監査を行います。
それぞれの産業に精通した監査人がチームに入り、付加価値の高い監査を実施の上、現地法人の従業員が理解できるように、報告書はスペイン語で作成します。一方、日本人マネジメント用に報告書サマリーを日本語で作成します。
このようにスペイン語と日本語で報告書を作成することで、関係者による監査結果の共有が一層容易になります。
日本からの出張監査では、3年~5年に1度しかできなかった全体監査から、年間を通じてリスクベースのテーマ監査を行うことで、監査の頻度および深度の向上も図ることができます。
現地密着型の監査体制になることで、監査結果のフォローアップや継続的モニタリングも可能になります。
メキシコ人監査人が現地にいることから、日本からの高額な出張旅費を削減できます。
日本人監査人は、熟達したシニアが担うことからリーズナブルなコストが実現可能です。
会計も含めて、企業の運営全体に対し価値を付加し改善するために行われる独立にして客観的な保証およびコンサルティング活動である。
通常社内の内部監査人が行う。企業が、その目標達成のために必要な内部統制の適切性の評価も行う。
一般に公正妥当と認められた会計基準に基づいて財務諸表の重要な点が適正に表示されているかを監査人が保証する。
上場企業においては、強制的に監査法人の監査を受ける必要がある。
また、財務諸表が適切な内部統制の基に作成されているかを評価することが義務付けられているが、非上場企業は内部統制の評価は含まれない。
親会社が、現地法人の100%あるいは過半数株式を保有する場合、現地法人の取締役会は、得てして現地法制をクリアーするためだけに本社の指名するサイレントな取締役で構成される形ばかりの取締役会となりがちです。
親会社は、現地法人のマネジメントと日々連絡を取り、指示を出し、定期的に業務報告を受けていることで、現地法人の経営を十分に理解し監視できているとの思い込みに落ち入り易くなります。
メキシコ現地法人の経営者の多くは、前職が本社の中堅管理職として現場担当部門のトップではあっても経営全般の知識経験を十分備えているとは言えないのが実情です。
また、メキシコ現地法人自身が内部監査部門を設置しているケースはごくまれであり、社内の各種プロセスの適切性のモニタリグを年間を通じて行える体制にはなっていません。現在まで大きな問題が発生していないから、今後も大丈夫と考えてしまいがちですが、大きな問題が起きてしまってからでは、手遅れとなります。
内部監査は、そのようなことを最小限に留めるために必要不可欠な企業の健康診断です。
昨今、日系企業は積極的な海外進出を進めておりますが、とりわけメキシコにおいては、巨大マーケットである米国と国境を接していることや世界47か国と自由貿易協定を締結し関税障壁のない貿易を促進していることから、例えば、日系自動車メーカーはここ数年の間にメキシコ中央高原に集中的に新規工場を建設し、それに伴い自動車部品メーカーを始めとする日系関連企業のメキシコ進出が一気に増加しています。
企業がその目的達成のために、海外においてもスピード感のある意思決定を行うことは必須であり、そのために企業の本社は、遠隔地にある現地法人に対して、より大きな権限を委譲することが求められています。一方、現地法人が企業の収益や企業イメージに与える影響(リスク)も比例して増大しております。グループ全体が健全に成長していくためには、本社の現地法人に対するガバナンスと現地法人自身のリスクマネジメントの有効性が、以前にも増して重要となっています。
このような状況下、本社の内部監査部門は、限られた予算と陣容の中で経営者からの現地法人に対する監査実施の要請が高まっています。自社のコアー業務以外である人事・総務、IT関連業務を外注することは日本でも一般化しておりますが、多くのグローバル欧米企業は、よりコスト効率の良い海外監査の選択肢として内部監査の外注化も推進しております。プロカンサは企業のそのような要請にお応えしたいと考えております。
商号 | 合同会社プロカンサ |
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設立 | 2015 年 6 月 12 日 |
資本金 | 500 万円 |
主な事業内容 | リスクマネジメントのコンサルティング |
取引銀行 | 三菱東京UFJ銀行、巣鴨信用金庫 |
日本事務所 | 東京都練馬区光が丘3-7-11-103 |
メキシコ事務所 | Serafin Olarte no.26-2,Colonia Independencia,Mexico,D.F. |
shinichi.hara@prokansa.com |
1973年高校2年生の時に中米のコスタリカに1年間留学したのが、中南米との出会いでした。それ以来、社会人になってからも中南米一筋の会社生活でした。この40年間で中南米の光と影を肌で感じ、日本とは全く異なる環境で日系企業の皆様が日々の課題に真剣に取り組んでいる姿を目の当たりにしてきました。前職が保険会社の社員であったことから、企業を取り巻く各種リスクと向き合い、対応策を提案することが主な職務であったことや、私自身が現地法人の責任者となって保険ではカバーできないリスクも含めたマネジメントの難しさを体験してきました。このような経験を生かして、中南米、特にメキシコの日系企業の皆様の経営目標の達成に向けてリスクマネジメントのお手伝いが出来ることを喜びに感じております。